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執筆者の写真yuusenkana

"正しく"ものをみてますか?





今朝は夏らしい青空が広がっています。季節を感じられる心があることは、それだけでもありがたいことです。そんなことを思う、令和4年7月27日の護摩縁日でした。


【今日の和尚法話より】


ニュースをみると、これは正しい行いなのか?と思うことがよくあります。


犯罪者の親兄弟という理由で周囲の人から断罪されることや、国益を最優先に考えるべき政治家がカルト宗教と関わることを"法律に触れないから"という線引きで"問題ない"といってしまうこと。


これは、"正しくものをみて"

"正しく判断して"

"正しく行動している"

と言えるのでしょうか。


自分を保身するために、自身の利益のために、ある情報を利用したり、人を嫌ったり差別したり、区別したりすることは、"正しい"のか。


かつて日本において仏教は"道徳"をおしえていました。"自分だけ"ではなく、"みんな"が幸せになるために行動をすることをよしとしていました。


そこにある情報をうのみにしない。

ただ流されていくのではなく、

自分で考えて"正しさ"を判断する。

その正しさの基準が、お釈迦さまが説いた「八正道」です。


八正道とは…


①正見(しょうけん) …正しい見解。自己中心的な見方や、偏った見方をせず、正しい物の見方を心がけること。


②正思惟(しょうしゆい)…正しい決意。


③正語(しょうご)…妄語(嘘)、綺語(無駄話)、両舌(二枚舌)、悪口(あっく)をせず、正しい言葉使いを心がけること。


④正業(しょうぎょう)…正しい行いをすること。


⑤正命(しょうみょう)…世の中の為にならないことや、人の迷惑になることをせず、規則正しい生活を送ること。


⑥正精進(しょうしょうじん)…正しく励み、努力をすること。


⑦正念(しょうねん)…雑念をはらった状態でいること。


⑧正定(しょうじょう)…心を安定させること。


二七山不動院は毎月1日、27日の11時から不動護摩です。初めてご参詣される場合は、メールまたはお電話にて詳細ご確認ください。


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