水子供養のこと
女性が妊娠したとき、大宇宙から命と呼ばれるものが、先祖から脈々と繋がる血の流れの上に縁を持ち、肉体に“命”を宿します。
まことに尊い出来事あり、母親にとっては、出産までの十箇月間そして出産は人生最大の事業でありましょう。その期間は父親をはじめとして、周囲に見守られ、助けられ、心待ちにして出産の日を迎えるわけです。
このように生まれてくる赤ちゃんはまことにめでたいものです。
しかし、古来より安産祈願という神仏の加護を祈ることがあったくらいですから、残念なことに流産や死産によって子供を失うことも多かったわけです。場合によっては、産むことができない子供を妊娠して、堕胎をしなくてはいけないこともあります。
そのような命が水子と呼ばれます。
安心の水子供養
水子は多くの場合、病院で処置したり、手当して、結果だけを聞いて終わり、遺体を目にすることもなく、できるならば、何もなかったように考えたいため、そこに命があったことすらもなかったように取り扱われてしまうことが多いのです。
水子は代々守られる墓に収まることもなく、その家の先祖として供養されることもありません。そうです、水子の存在は母親・父親しか存在を認めてあげることができません。
その水子の存在を認めてあげて、親の愛情を与える方法が水子供養です。
近年では、お寺の前に水子供養の簡単な供養申しこみがあることもありますが、命を宿して、死を迎えたわけですので、お葬式にあたる水子供養は親御さんの心によってなられなければいけません。
当山にご相談に来られる若者の中にも、「大きな寺の本堂の前に千円で水子供養するところがあったので、名前を書いてきました」とおっしゃるかたがいました。このようなご供養は継続的に行っていただいて、大変に喜ばしいのですが、皆さまの御心が簡単に整理できないのと同じように、この世の縁が短かった水子も心を整理したいのです。そのために行うのが水子供養です。
しかしながら、水子供養に関しては悪徳業者のような存在もあり、「水子が悲しんでいる」などと恐怖をあたえて、高額な料金を要求する話も聞きます。そのようなことのないように、当山においては丁寧な水子供養を安心して行えるようにしております。
少しでも多くの方が優しい気持ちで失った命と向き合い、水子の魂が喜び、そして結果として親御さんが心の棘を抜き、運が開き、幸せになっていってほしいと至心の水子供養を執行させていただいております。
水子供養の手続き
お電話にてご予約ください。 (電話03-6680-3523)
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命日がわかる場合には、ご確認ください。
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お供えのお花を一対(可愛い感じのお花がいいです)
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御布施を袋に入れて用意する。
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お供物
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お菓子(一盛りくらい)
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果物(一盛りくらい)
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牛乳一本
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お米1合
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お茶の葉(良いもの一袋)
予約の日時にご来山ください。
水子供養の費用
お寺にお納めいただくお布施は本来、お気持ちでお地蔵さまにお供えいただくものであり、金額の決まっているものではありません。しかしながら、目安の金額がわからないために不安なことも多いようです。
一霊の供養につき一万円から五万円くらいの間でをお納めになるかたが多いので目安になさってください。
どうしても、お布施が用意できない場合には御相談ください。
若い方が多いことを考慮すると、高額のお布施をお願いすることで、お寺に足が向かないのでは困ります。何よりも、供養する気持ちを実践していただきたいと考えます。
水子供養の法要および供養の手続きは正式で丁寧なものを執り行います。
お時間は2時間ほど必要になります。
内密に行う必要がある方は事前にお知らせください。個別の対応をいたします。
予約問い合わせ 03-6680-3523