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執筆者の写真yuusenkana

二七不動尊 開眼落慶法要

更新日:2022年10月5日

平成17年に九段にあった二七山不動院は火災によって全焼してしまいました。

真勝和尚が住職になった時にはお堂はなく、本尊とお前立は神崎寺にお預かりしていました。多くの信徒さんから東京でお詣りできるよう復興してほしいといわれていましたが、とにかく資金がありませんでした。でも、願って、拝んで、祈り続けました。平成24年に不思議な縁がつながり、墨田区太平(現在の二七山不動院)に工事を始めました。素人の作業でリノベをやって、かれこれ8年間をリノベ作業してました。そんなことをしているうちに、本尊を修理してくれる人との縁がつながりました。その名も深谷直之氏。石彫刻家で奥様も芸術家でとても素敵なご夫婦なのです。多くのご縁と多くの人の努力で何とかこぎつけた落慶と本尊の開眼でした。

このご本尊は、二七山不動院の歴史に語られるお不動様で、江戸時代の旗本屋敷に現れ、東郷平八郎元帥が深い縁を持たれたお不動さまです。


令和四年十月一日の良き日に、二七山不動院は小さな小さなお寺ですが、小さなお堂がいっぱいの中で二七不動尊の開眼法要ができて嬉しく思います。


一所懸命に二七山不動院の復興をしましたので、たくさんの人にお詣りいただけるといいな、と思います。新しい歴史を皆さんと作ってまいりたいと思います。


二七山不動院のご縁日は、毎月1日と27日です。10時からは理趣経のお勤め、11時からは護摩です。終わった後は、ご希望の方は小さな相談があり、お時間許すかたは仏器磨きのご修行をしていただけます。





17年の年月を経て、この日をようやく迎えることができ、感慨深い思いでいっぱいです。本日ご参詣の皆さまとのご縁にも、心から感謝申し上げます。



今後も二七不動尊と共に寺門興隆につとめ、よき縁をつないでいきます。合掌


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