7月になりました。すでに梅雨は過ぎ、猛暑ですが御縁日は変わらず護摩です。
昔は人にとってのお詣りの意義も違っていたり、生活も今のように忙しくなかったのかなと思わせるのが、この御縁日です。日本ではだいたい、日にちで御縁日があり、曜日は関係なく決まっています。昔の人は、「今日はお不動様の御縁日だからお詣りに行ってくる。」というような言葉が普通にありました。しかし、今の日本では仕事を休んでお詣りにいくなどとは、なかなか難しい感じがします。やはり日本は忙しくなった感じがします。西洋の暦で世の中が動いていますが、例えば、キリスト教だと日曜日に教会に行って礼拝したりしますね。時代にあっているような気もします。いや、日曜日は遊びに行ってしまい、やはり、忙しいでしょうか。
お詣りに来てほしいなと思っていますが、なにがいいの?と聞かれたらどう答えましょう。人は先の分からない世を生きています。良いことよりも、悪いことをしたり、考えたり、楽や、ズルや、自分だけ、と考えてしまうのは仕方のないこと。そんな中でも、心がある人は良いことしたいと思っています。そのいい心は脆いので定期的にお詣りして、自分の中の仏と向き合います。それはいつも同じお寺で、いつも同じお経で、いつも同じ顔ぶれで、刺激や新鮮味はないかもしれません。でも、そこには、これでいいと思える安心感やあなたを護るお不動様がいてくれます。
忙しい現代ですが、御縁日がお休みの日と調整できたらお詣りください。最初は難しいお経も慣れれば大きな声で唱えられるようになります。一所懸命唱えたら、まず、気持ちいいです。さらに、お不動さんはあなたを護らずにはいられないことでしょう。
お詣りの御縁日は
二七山不動院は1日と27日に10時から先祖供養のお勤め、11時からお護摩です。
神崎寺は、21日のお大師さんの御縁日に11時から毎回大護摩修行です。
ぜひ、お詣りください。
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